Log
何かを作り始めると、記録が先か、作業が先か、という問いにぶつかる。EdenCodeの場合、答えは明快だった。器を先に作る。
日誌が1本、2本と増えていくうちに「あのファイルどこだっけ」という状況を避けたい。さらに、この記録はただの個人メモではなく、クラリスへの引き継ぎ情報も兼ねている。整理されていなければ意味がない。この日は、そのためのログシステムの設計に時間を使った。
設計の核心は、ファイル名に日付プレフィックスを付けてフラットに並べるというルールだ。
ルートに index.html(ログ一覧)を置き、記事は posts/ フォルダに集約する。ファイル名は YYYYMMDD_[スラッグ].html の形で統一。画像は posts/images/ に寄せる。
日付フォルダを切る案も最初は考えた。ただ、1日に書くログが1〜2本の現実では、フォルダだけが増えて中身が薄い、という状態になりやすい。ファイル名の先頭に日付を入れれば、ファイルマネージャでもエディタでも名前順=時系列順になる。これで十分だった。
新しいログを追加するときの手順は毎回同じ。posts/ にHTMLを置き、画像を posts/images/ に入れ、index.html にカードを1枚追記する。それだけ。
「次に何をするか迷わない」というのが、継続できるシステムの条件だと思っている。
フォルダ構成を決めた後、実際に index.html から各ログへのリンクを貼り直す作業があった。
それまでログHTMLはルート直下に並んでいたので、リンクは href="20260315_ai_npc_ue5.html" と書いていた。記事を posts/ 配下に寄せた後は、href="posts/20260315_ai_npc_ue5.html" に変える必要がある。
ひとつ気づいたことがある。記事HTMLの中の画像パスは変更しなくてよい。画像も一緒に posts/images/ に移したので、記事から見た相対パス src="images/ai-npc-ue5.jpg" はそのまま成立する。書き換えるのは index.html の href だけだった。
小さな発見だが、こういう「変えなくていいもの」を把握しておくと、後で迷わなくなる。
このログシステムを設計しながら意識していたのは、「0から世界ができていく過程」をメイキングとして残すという目的だ。単なる作業メモではない。
クラリスとのセッションは毎回新鮮スタートになる。だからHTMLログは、次のセッションで「どこまで何をやったか」をクラリスが把握するための情報源でもある。ファイルが散らばっていたら、この目的が果たせない。
EdenCodeの実験記録を残すためのログシステムを設計・構築した。日付フォルダで管理するシンプルな構成を選んだ理由は、「次に何をするか迷わない」を最優先にしたからだ。新しいログを追加する手順が毎回同じになることで、記録を続ける心理的コストが下がる。器が整って、旅の記録が始まった。