UE5 / Claude Code / MCP
UE5(Unreal Engine 5)は、ゲームや映像を作るための巨大なエンジン(制作環境)だ。そのエディタ(制作画面)の中でClaude Codeが動いたら、どんなことができるのか——それを確かめたくなった。
UnrealClaude というプラグイン(追加機能)を使えば、UE5のエディタの中に「Claude Assistantパネル」を出現させることができる。AIがエンジンのツールを使い、直接プロジェクトを操作できる状態になる。
今日の目標はただひとつ。そのパネルを画面に表示させること。
手順を並べると思ったよりシンプルだった。
1. GitHubからソースコードを取得 — git clone(インターネット上のコードをローカルにコピーするコマンド)一発で、UnrealClaudeのファイル一式が手元に来た。
2. Visual Studio 2022 をインストール — C++(プログラミング言語)で書かれたプラグインをビルド(コンピュータが読める形に変換)するには、このツールが必要だった。Windowsのパッケージマネージャー winget でコマンド1行でインストールできた。
3. ビルド実行 — Visual StudioでC++ワークロード(開発に必要な道具セット)を追加して実行。約2分でビルド成功のメッセージが出た。
4. UE5プロジェクトに組み込む — ビルドしたプラグインをUE5のPluginsフォルダにコピーし、依存パッケージをインストールして、エディタ上でプラグインを有効化。
UE5のエディタを再起動すると、ウィンドウメニューに「Claude Assistant」という項目が追加されていた。パネルを開くと画面に現れた一行——
28個のツールがすべて使える状態で、AIがエディタの中で起動した。この一行を見た瞬間、なんか来るものがあった。
Blueprintの直接操作はAIには難しい。でも今すぐ使える方法は3つある。
C++コードを直接書かせる — テキストベースのコードならAIは得意だ。UE5のC++コードを書いてもらってプロジェクトに適用するフローは今すぐ使える。
CLAUDE.mdでプロジェクトを覚えさせる — CLAUDE.mdというファイルにプロジェクトのルールを書いておくと、AIがそのプロジェクトの文脈を理解した状態で作業してくれる。
Blueprintの手順を質問する — AIに「どうつなぐか」を教えてもらって、自分で手を動かす。これが一番スムーズだった。
そして、もう少し先の話——UE6でVerseが本格的に使えるようになれば、Blueprintの「視覚的操作が必要」という壁が消える。Verse(UEFNで使えるテキストベースのプログラミング言語)はコードとして書けるから、AIとの連携がもっとシームレスになる。
その日に備えて、今のうちから土台を作っておく意味がある。
git clone → winget → VS2022 → ビルド → npm install → 有効化、という流れで、UE5エディタの中にClaude Assistantパネルを出現させた。「MCP Tool Status: ✓ All 28 tools operational」の一行がこの日のクライマックス。
Blueprintの直接操作という壁はあるが、「C++直書き + CLAUDE.md + Blueprint手順聞く」という今のベストアンサーは見えた。UE6 × Verseが来たら、この壁は消える。その日に向けて、のっぱらから楽園を作る神様の真似事は、こうやって少しずつ前に進んでいく。